
先日ハローワークに行って、失業者手当の申請をしてきました。
[box06 title=”あわせて読みたい”]・失業保険の手続き。初めてのハローワークに安心して行くための準備[/box06]
僕が勤めていた会社は過度の時間外労働、パワハラなどが蔓延するブラックな会社で、残業時間のトータルは月100時間以上。
無理をして働き、体力的・精神的にも不調をきたしてしまい、これ以上悪くなる前に会社を辞めることに。
先日、会社から離職票が届いたので、確認をしてみると、退職理由の欄に「自己都合」の文字。
自分で辞めたので当たり前といえば当たり前なのですが、このままだと、失業保険の金額が減ったり、手当が支給されるまでに時間がかかったりするため、ハローワークで「会社都合」に変えてもらいました。
[jin-iconbox07]会社から送られてきた離職票に「4D」の記載があった場合は、「自己都合退職」ということになります[/jin-iconbox07]
申請した結果、会社都合となって失業保険(失業手当)を自己都合で手続きするよりも早く支給してもらえることになりました。
会社都合になると、受給資格の認定から7日でもらえるようになります!
通常だと3ヶ月後からの支給なので、求職活動をする人にとってはとても助かります。
僕の場合は、退職前から情報収集をしていたので、今回会社都合に変える事ができたのですが、あまり調べることなく退職される方も多いのではないでしょうか。
そんな方のために、今回は退職前に準備すべき内容も含めて、会社都合に変える手順をまとめてみたいと思います。
自己都合と会社都合でこれだけ違う失業手当
まず失業手当をもらえる期間についてですが、退職のパターンの多くは、
- 自己都合
- 会社都合
のいずれかになります。
自己都合は退職理由がその人の個人的な理由(転職、独立など)。
会社都合は例えば、会社の倒産、リストラなどによる退職の場合です。
多いのはもちろん、自己都合での退職のケース。
普通に手続きをするだけだと自己都合のままで手続きが進み、この場合、失業保険は3ヶ月経ってからでないともらえなくなっています。
自己都合退職の場合の給付日数
引用:ハローワーク
※給付開始:1週間の待機期間+3ヶ月後
会社都合退職の場合の給付日数
引用:ハローワーク
※給付開始:1週間の待機期間終了後
このようにかなり違ってきます。
お国としては、「自分の都合で退職したのなら、それくらいのリスクがあって当然でしょ」ということなんでしょうね。
会社都合を自己都合に変更できる条件
ただ、自分で退職を申し出た場合でも、実は以下のような場合に限って、自己都合を会社都合に変えてもらう事ができるんです。
会社都合に変更できる主な理由
- 会社の倒産
- 会社からの働きかけによるもの(懲戒解雇は除く)
- 過度の時間外労働(残業)によるもの
- パワハラ、セクハラなどの嫌がらせによるもの
- 事務所移転により通勤困難になった
などがあります。
[jin-iconbox01]条件などはそれぞれによって異なりますので、ハローワークで確認をしていただくようお願いします。
[/jin-iconbox01]
僕の場合は、上記のうち残業が多く、また社長のパワハラがあったため、退職をしました。
残業で会社都合にするための条件は以下の通り
- 過去6ヶ月の内、3ヶ月連続して時間外労働時間が45時間を超えた場合
- 過去6ヶ月の内、いずれか2ヶ月の時間外労働時間の平均が80時間を超えた場合
- 過去6ヶ月の内、いずれか1ヶ月で100時間の時間外労働時間があった場合
これに当てはまる方は、証拠さえあればほぼ100%会社都合に変更する事ができます。
1日2時間ほど残業をすれば1ヶ月の残業時間が45時間ぐらいになりますので、かなり多くの方が該当するんじゃないかなって思います。
ちなみに僕の場合、全てのパターンで軽く条件クリア。
こういう情報を知らずして退職するのは本当にモッタイナイと思いますよ!
会社都合に変えるためには証拠が必要
会社都合へ変更するためには、証拠としてタイムカードや勤務表が必要になります。
なんとかして、写真を撮ったり、コピーを撮ったりしましょう!
職場の環境によってはタイムカードの写真を取れなかったり、コピーをとれなかったりする場合もあると思いますが、そんな時はメモだけでも毎日とっておくようにするのがおすすめ。
メモで証拠を残す際は、21時、22時といった大体の時間でなく、「21:12」「22:26」といったような具体的な数字で残しておきましょう。
残業代が多いという理由で会社都合に変える場合、よほどの事でない限り、残業の証拠さえあれば申請は通るようです。
ただ、証拠が手書きのメモや、LINEの画面などというような場合は、不確実なため、会社に確認の連絡が入る事が予想されるので、覚悟はしておいた方がいいかもしれません。
また、パワハラ・セクハラで退職した場合、会社都合にするにはかなり難易度が高くなっています。
それを証明するための確実で、圧倒的な証拠が必要になります。
たとえボイスレコーダーでパワハラの音声を録音していたとしても、パワハラをしている人間が誰かを特定できるような要素が必要。
録音をしている場合であれば、こちらから、「〇〇さん(上司の名前)が、、、」と意図的にデータに残るようにしないといけません。
[box06 title=”あわせて読みたい”]
・パワハラの証拠集めにペン型ICレコーダーを使って録音してみた
・ボイスレコーダーでパワハラの証拠を録音!失敗しないコツを解説!
[/box06]
その他にも、会社の同僚に証言書を書いてもらう方法もあるのですが、その人の立場も危なくなってきてしまうので、これはやめた方がいいかもしれません。
タイムカードの証拠を残すためのテクニック
僕の場合は、最初から退職日を3ヶ月後の末に設定し、タイムカードを3ヶ月間撮影して残しておきました。
タイムカードは表に前半分、裏に後半分が刻印されるようになっているので、毎月15日と末日は、いかにタイムカードの証拠写真を撮るかという事に全神経を集中します。
ただそんな時に限って、上司が常に会社にいたり、昼休憩中も事務所をウロウロしてたり。
も、もしかして、写真撮ろうとしてるのがバレてる??ってドキドキします
僕と同じように、タイムカードのコピーを撮るのが大変という方もいらっしゃるでしょう!
そんな時は以下のような作戦で作戦を実行します!
あえて最後までとことん残業する
残業をすれば、時間がたてば誰かが帰っていきます。
最後にはあなたと上司の二人だけになるので、その時がチャンスです!
トイレやちょっと席を外したタイミングですかさず写真を撮っちゃいましょう。
スマホのカメラはいつでも撮影できるようにスタンバっておくのを忘れずに!
タイムカードを撮る日はいつもよりも早く出勤する
当日はとにかく誰よりも早く出勤。
着替えにいったり、なんだかんだでバタバタしているので、比較的写真も取りやすい時間帯です。
まだ人が集まってきていないタイミングでタイムカードを撮影しちゃいましょう。
堂々とスマホで撮る
僕の最終出勤日は本当にタイミングが悪く、タイムカードの写真を撮ることができませんでした。
ただ最後という事もあり、ドキドキしながらも堂々とパシャリと写真を撮影。
上司も普通にいましたが、自分の仕事に集中している様子でしたよ。
毎月となると難しいかもしれませんが、皆作業で忙しかったりと、意外をそこまで気にしていない場合もあるので、周りの雰囲気を見ながらいけそうならいくというのもアリだと思います。
結果として、会社都合にしてもらえた
集めた証拠の写真を印刷して、初回のハローワークの手続きの際にそれを提出して手続きは終了。
ここで注意したいのが、申請ができるのはこの初回申請時のみという事です。
ここで申請しなければその後自己都合が会社都合に変わる事もありませんし、申請したとしても申請が却下された場合に再度申請する方法もありません。
だからこの初回申請日に、集める事ができる限りの資料を持って、万全の体制でハローワークに行ってほしいと思います。
僕自信は結果としてですが、ハローワークから連絡が来て、自己都合から会社都合に変える事ができました。
約一週間ほどですが、特に会社からの連絡もなかったので、どうやら会社には連絡いかなったようです。
会社都合に変えた際のデメリット
ただ自己都合を会社都合に変えれたと言って喜んではいけません。
会社都合に変えた場合は、以下のようなデメリットもあります。
会社都合退職に変えた際のデメリット
- 転職活動の際の退職理由再就職した企業で「会社都合」だったと分かる
- 履歴書に「一身上の理由で退社」と書けなくなる
ですので、僕は履歴書には「一身上の理由」とは書かずに「都合により退社」と書くようにしています。
また転職理由を伝える際に、残業の事も普通に話しています。
ただそれが、選考に落ちる理由になるとは思っていません。(もしかしたら影響あるかもしれませんが)
会社都合に変更した後、なんらかの形でそれが前の会社に伝わるという事も十分あり得る話です。
そうなったとしても会社と対決するというぐらいの強い気持ちがないのであれば、そのまま「自己都合」のままにしておいた方がいいかもしれません。
ただ思い出して下さい!
会社を辞める時、これから後悔しないように生きていきたいという決意があったと思います。
それくらいの決意があるなら、会社から連絡があっても少しも怖いことはありませんよ!
まとめ
以上、僕がハローワークで自己都合から会社都合に退職理由を変更したという話でした。
最後に、これから就職される学生さんは、36協定など、労働関係の知識はもっておいた方が絶対にいいです!
僕は恥ずかしながら最近までほとんど何も知らなかったので、知れば知るほど後悔します。
知っているという事が武器になるので、少しでも勉強しておいてください。
(すでに知ってるという場合はすみません!)
転職のプロのアドバイスで、早めの転職を実現しましょう

ハローワークで退職理由を「自己都合退職」から「会社都合退職」に変更した場合は、健康保険料が減額になったり、失業保険(失業手当)の給付金額が増えるなど様々なメリットがあります。
経済的な心配がなくなるので、気持ち的にはかなり楽になります。
ただ、それにかまけてのんびりとしているとすぐに失業保険の給付期間が過ぎてしまいます。
はじめに少しだけ思いっきり好きな事をし、その後は転職活動を集中的にするようにしましょう
[box06 title=”あわせて読みたい”]・退職後に必ずするべき事!しないと転職後に後悔します![/box06]
早期の転職・再就職が実現すれば、残りの失業手当の金額に応じた再就職手当が国からもらえますので、それを目指して頑張ってみるのもいいでしょう。
また早期の転職を実現する際は、転職エージェントのサービスを利用するのもオススメです。
転職エージェントは転職をしたい人に転職相談、求人の紹介、などをしてくれるサービスで、完全無料で利用ができるようになっています。
転職サイトを使ってみたけど、ろくな求人がなくて、結局転職サイトも信じられない!と思った人はいませんか?
転職エージェントはそんな人にオススメできます。
転職エージェントは人材を企業に転職させる事によってその年収の何割かを成功報酬として企業からもらいます。
転職したのにすぐに辞めてしまうと信用に関わりますので、ブラック企業を紹介するなんて事はなく、優良企業ばかりとなっていますので、その点でも安心です。
アドバイザーの方は転職のプロですので、的確なアドバイスをしてくれますし、あなたのキャリア、経験、そして人となりを総合的に判断した上で企業を紹介してくれるので企業とのミスマッチが起こりにくくなっており、スピーディかつ効率的に転職活動ができます。
企業に応募する際は担当のコンサルタントが推薦状を付けてくれるので書類選考通過率も高く、転職サイト一本で活動している人より一歩も二歩も抜き出る事ができます。
紹介される求人も現在の収入をベースにしているため、大幅な年収アップの可能性も視野にいれる事が可能です。
利用したからといって最終的に転職エージェントから紹介された以外の企業に転職しても全く問題ないですし、その際も料金は一切かかりませんので、安心して利用ができます。
僕が転職エージェントでオススメできるのは以下の2社です。
転職成功者が必ず利用する転職エージェント2社
現在転職エージェントは多数ありますが、国内の2大転職エージェントの「リクルートエージェント」と「doda」に登録する事をおすすめします。
国内NO.1転職エージェント・利用料完全無料
転職者利用満足度NO.1・利用料完全無料
どちらも一般転職サイトに掲載されていない非公開求人を10万件以上もっており、アドバイザーの腕も確かですので、ぜひ登録して下さい。
また転職に成功した人は複数の転職エージェントに登録しています。
求人内容は各転職エージェントで異なり、それぞれの独占案件も多いので、複数のエージェントに登録する事が転職の成功の近道です。
また利用の際の気になる点もお伝えします。
Q:転職エージェントは本当にお金がかからないの?
A:利用料は完全に無料です! 転職エージェントは企業に人材を転職させる事によって、その人の年収の何割かを成功報酬をしてもらうというビジネスモデルですので、一切お金がかかる事はありません。
Q:登録するのが面倒では?
A:各転職エージェントともにすぐに登録ができるように設計がされおり、早ければ5分ほどで登録ができてしまいます。
履歴書や職務経歴書などのファイルがあればアップロードするだけで良いですし、会員登録後に簡単に作れてしまう「レジュメメーカー」を利用する事もできます。
Q:紹介してもらえる求人はどんな会社? 本当に大丈夫?
A:転職エージェントを利用する会社は、優良企業以外はありません。
ある程度安定した企業でないと転職エージェントは利用できませんし、また企業との信頼関係も重要となり転職後すぐに退職してしまうような会社や、ブラック企業の紹介はありませんので、安心して大丈夫です。
Q:履歴書や職務経歴書の書き方、面接など不安なのですが?
A:転職のプロが、それぞれの企業にあった書類の書き方や、具体的な面接対策をしてくれます。
その他、転職サイトには書かれていないようなコツやテクニックなども聞く事ができます。
Q:まだ転職するかどうか悩んでいる段階だけど、相談だけでもいいの?
A:転職をするかどうか悩んでいる方こそ転職エージェントを利用する事をオススメします。
現在の状況やこれまでのキャリアを話して、転職ができるかどうか、またできる場合はどういった企業があるのかを聞いてみて判断しましょう。
それから利用するかどうかを決めてもいいですし、利用しなくても全く問題ありませんので、心配はいりません。
転職エージェントは最初に登録をして、面談をすれば、後はあなたに合った求人を転職エージェントが紹介してくれます。
本当に転職をしないといけないと思った時は、精神的にも参ってしまって何もやる気が起きない状態になってしまっている場合も多くあります。
どれだけ利用してもお金は一切かからないので、登録して面談だけ受けておけば、いざという時にすぐに行動に移す事ができます。
僕がそうでしたが、気力がなくなってから転職サイトや転職エージェントの登録をするのは本当に大変ですし、年齢が上がれば上がるほど転職は不利になります。
ぶっちゃけ、転職は運も必要です。
あなたに合う企業はこの世の中にごまんとありますがそこに出会えるかどうかが一番大事な事です。
迷っていたらいつまでたってもそんな企業には出会えません。
自分自身からそのチャンスを掴みにいった人だけが、理想の仕事に出会って、幸せな未来を実現できるのです。
登録は数分しかかからないので、まずは登録して、面談の中でどんな求人が紹介されるのかを実際に見て下さい!
「こんなにも年収が上がるの?」
「こんな条件のいい会社が自分の家の近くにあったの?」
「僕でもこんな年間休日120以上の会社に転職できるの?」
どれも僕が面談の際、紹介された求人情報を見て思った事です。
今あなたが踏み出す事によって、今までとは全く異なる幸せを掴んでいく事ができるはずです!
[redshiny]リクルートエージェント公式サイトはこちら[/redshiny]
利用料完全無料!
国内NO.1転職エージェント
[blueshiny]doda 公式サイトはこちら[/blueshiny]
利用料完全無料!
転職者利用満足度NO.1のサポート