【転職は何年目が多いかを調査】 新卒で3年は続けるべきの意見って本当?

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【転職は何年目が多いかを調査】 新卒で3年は続けるべきの意見って本当?
  • まだ入社して間もないけど転職って何年目くらいから考え出すのだろう
  • まだ1年経ってないけど退職したら転職に不利になるのかな
  • 新卒は3年続けろって言われるけど、3年目未満の転職は不利になるのだろうか

新卒で就職した方は、転職のタイミングに関するお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。

ユウ
ユウ

「新卒はとりあえず3年続けないと」という声もよく聞きますよね。

新卒で入社したものの、「他のことにも挑戦してみたい」「やっぱりずっとやりたかったあの仕事に就きたい」と思い、転職を考えることもあるかもしれません。

そこでこの記事では現役人事担当者である私が「転職は何年目で検討する人が多いのか」「新卒3年目未満の短期離職は厳しい?など」についてお応えしたいと思います。

ぜひ最後まで読んでくださいね。

新卒入社で転職をするのは社会人何年目?

転職は社会人何年目が多い?新卒は3年勤続が必要?

結論からいうと、新卒で転職をした人は3年目が一番多いです。続いて2年目。中には1年未満でも転職をした人も一定数います。

実際に転職をした人の中で、社会人1から3年目までに退職をした人は全体の66.4%にも上るというデータもあり、内訳は1年目は17.7%、2年目は23.0%、3年目25.7%となっています。

このデータから見ると新卒の30%は3年目までに辞める人が意外と多いですね。

1年目で転職という方も17%もいるのも驚きではないでしょうか。

現役の採用担当者が教える転職に適切な社会人経験年数とは?

転職に適した社会人経験年数といっても、未経験業界や職種で転職するのか、もしくは現職と同じ業界・職種で転職するのかで転職に適した時期は異なります。

ユウ
ユウ

あなたがどういった職種・業種に就いていきたいのか一度考えてみてくださいね。

実際に採用担当をしている私の意見ですが、未経験職種の場合は社会人3〜4年目。同業種の場合は5〜6年目の転職をオススメしています。

なぜかというと未経験の場合は「社会人経験3年目で基礎的なマナーやスキルができている」と考え、また経験職種の場合は「5、6年目の経験者を即戦力として採用したい」という企業の考えがあるからなんですよね。

未経験で転職したい場合はひとまず3年、経験者としてスキルアップを目指したい場合は5年が目安となるということなんです。

新卒の場合とりあえず3年続けるべき?賛成派と反対派の意見とは?

新卒3年はとりあえず続けるべき

こういった意見を耳にしたことはありませんか?

日本ではどれだけしんどくても、とりあえず3年は働くべきといった考えが根強くあります。

ただ、最近は「3年は働くべき」といった意見と「3年も我慢する必要はないよ」といった2つの意見が登場してきました。

この2つの意見にはそれぞれの考え方があるので、なぜそう考えるのか理由を説明していきましょう。

「新卒はとりあえず3年続けるべき」賛成派の理由と続けるメリット

「とりあえず3年続けるべき」といった考えの背景にはこんな考え方があるようです。

  • 3年未満だと忍耐力がないと判断されてしまうから
  • 3年ぐらいで基礎的な知識を身につけることができるから
  • 親や上司が「3年は続けろ」と言うので何となく

転職活動中の面接のことを考えて「人事に忍耐力がない。またすぐに辞めてしまうのではないか?」といった不安もありますよね。

またスキル面では「3年あれば一通りのスキルを身につけることができる」というのがだいたい大方の考えのよう。

中には家族や上司から「3年は辞めるんじゃない。お前のために言ってるんだぞ」と言われて、「そうかもしれないな。とりあえず3年頑張るか…」と思う人もいるかもしれませんね。


では、実際に採用担当者が3年未満の転職についてどう考えているのかといるのでしょうか?

ユウ
ユウ

実際に採用担当をしている私がお答えしますね。

3年未満で転職活動をしている方に対しては「うちに入社してもすぐ辞めてしまうこともあるのかな」と考えるのは事実です。

しかしその反面で、

「前職は1年で辞めてしまったかもしれないが、この会社で1からまた活躍してほしい」とも思っています。

それに実際に話を聞いていきながら「前職は会社の社風や考え方合わなかっただけかもしれない」と思うようになることも少なくありません。

採用担当者によって異なりますが、否定的な意見ばかりではないことを覚えておいてください。

「新卒はとりあえず3年続けるべき」反対派の意見とは?

近年言われている「3年待つ必要がない」という意見については、

  • 3年待たないといけない根拠がなく、時間がもったいない
  • やばい会社に3年勤める必要はない
  • 体を壊してまで我慢してはいけない

といった意見があります。

実際に新卒で3年以内に退職した人の退職理由ベスト3が以下のものです。

  1. 自身の希望と業務内容が合わない
  2. 待遇など福利厚生が不満
  3. キャリア形成が望めない
引用:新卒入社3年以内離職の理由に関する調査(アデコ)」

最近は転職をする人が増えているため、「自分に合わない会社に入ってしまったら転職すればよい」と考えている人も増えてきているのも事実。

勤めた先がブラック企業の場合は3年の期間も勤めることが難しいでしょう。

ユウ
ユウ

心や体を壊してまで無理に3年続ける必要はありませんよ。

実際人事も勤め先がブラック企業であった場合は理解してくれます。

人事担当者は3年目を待たずにどうしても転職する場合は「なぜ転職したか説明して欲しい。転職理由が自分の会社には当てはまらないか知りたい」と考えています。

3年働かなくても転職できる!その理由とは?

転職は社会人何年目が多い?新卒は3年勤続が必要?

「3年勤めなければならない」といった考えがあることは事実ですが、それは必ずしもそうでないということはありません。

実際に3年勤めなくても大丈夫。

なぜかというと「社会人3年未満は第二新卒という採用枠がある」からです。

社会人経験1年から3年の第二新卒というのは、企業側からみると実は

  • ビジネスが身についている
  • 基本的な実務スキルがある

という高い評価がされていて、需要も高くなっています。

つまりこの2つのスキルがあれば第二新卒としての転職が可能となるわけですね。

このスキルというのは、「社会人としての基礎的なスキル」のこと。

例えば、基本的な「報連相」ができる。言葉遣いや社会人としての心構えがきちんとしている。

あとは、一般的なPCスキルがあげられます。

ユウ
ユウ

特に「営業成績を上げた」という実績は問われませんので安心してくださいね。

「一度就職をしたがブラック企業に当たってしまった」

「どうしても他の職種に挑戦してみたい」

上記のような悩みを持っている方は第二新卒枠を利用してみてはいかがでしょうか。

3年間続けた方がいい場合もある

1つの会社で3年間働かなくても大丈夫という話をしてきましたが、やみくもに会社を辞めて転職をするというのはオススメできません。

なぜなら、転職をして後悔するケースもあるから。

  • 転職したらさらにブラック企業だった。
  • 前に働いていた会社の方が仕事が面白かった
  • 挑戦してみたいと思っていた職種が自分に合わなかった
  • 人間関係で悩むようになってしまった
  • 残業時間も増え、休みが減ってしまった

新卒で入社して、一定水準以上の給料がもらえ、大きな悩みもないのであれば、もしかしたら今の会社にとどまった方があなたにとって幸福かもしれません。

もしあなたがブラック企業に入社してしまい、心や体に負担がかかってきているのであれば転職を検討してみるのも大事です。

ただ以下のようなケースの場合は、本当に今の会社を辞めた方がいいかどうかを良く考えるようにしてください。

  • 自分がやりたいと思った仕事ができない
  • 今の業務内容が自分に合っていない
  • 人間関係が何となくうまくいかない

このようなケースの場合ですが、転職してもちろん良い結果となる場合もありますし、逆に悪い結果となってしまう可能性もあります。

やりたい仕事ができるようにはなったけど、給料が下がり、休みも減ってしまった。

自分に向いていると思って転職をしたが、実際やってみると大変だった。

パワハラ退室の上司に当たってしまい、前にいた会社の方が人間関係がまだマシと感じた。

実際に僕が面接をする人の中には、このように感じて転職後すぐに転職活動する人も多くいます。

そのような人は面接する際もチェックが厳しくなり、採用率はかなり低下するのが事実です。


1つの会社にとどまって3年間働いていればスキルもついてきますし、様々な仕事を任されるようになってくるでしょう。

そこで充実感をもつようになったり、あなた自身にあった仕事や向いている仕事が見つかることもあります。

今の会社に大きな不満がないようであれば、まずは3年間、今の会社で頑張ってみるのも1つの選択肢となるのではないでしょうか。

本当に自分自身にとって「今、転職しないといけないのか?」を良く考えていくようにしてみてください。

3年続ける必要性はないが、3年間働くメリットもある

結論としては、3年間絶対に働かないといけないということありません。

3年間働いて得るものも多くあるはずですので、3年間続けてみるのは悪いことではないです。

ただし、現在働いている会社の環境があまりにも悪く、今すぐその職場を離れないと体ばかりか心も病んでしまうという際は、早めの行動が必要になってきます。

ユウ
ユウ

そのような場合は3年どころか、1年も続ける必要もありません。

3年間という期間は長いようですが、これから働くから見たら短いものです。

本当にやりたい仕事があるのであれば、3年間頑張ってから転職した方が希望の転職ができる確率が高いので、そちらが近道とも言えます。

本当にその転職があなたにとって必要かどうかをよく考えるようにしてくださいね!