吉本興業と岡本社長が謝罪会見で犯した6つの過ち

吉本興行 涙ぐむ岡本社長

こんにちは、ちなみなです。

7月20日に行われた、雨上がり決死隊の宮迫博之さん、ロンドンブーツ1号2号の田村亮さんの謝罪会見。

謝罪会見としながらも実際には吉本興業の驚くべき実態が明らかになった暴露会見でもありました。

それを受けて22日、吉本興業の岡本社長が会見したのですが、、、

この会見ですが、早くも史上最悪の謝罪会見と揶揄されてしまっています。

今回はなぜこの会見がそこまで言われるようになったのか、会社トップが会見でしてはいけなかった事を挙げていきながら考えていきたいと思います。

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吉本興業と岡本社長が謝罪会見でしてはいけなかった6つの過ち

1.結論を言わない

ーー今朝のワイドショー「スッキリ」で加藤浩次さんが岡本社長は「そのような人です、若い人に恫喝みたいな『おい、お前ら』という人というのは知っている」とおっしゃってました。日常的にパワハラなどそういう事実はあるのか?

岡本:え~~、若い子がどこを指すかにもよるが、怒ったりしたことはありました。ただ、僕が反省することではあります。

はっきり言って、受け答えする際に「ん~~」とか「えっと~~」とか考えている素振りがある時点で、もうパワハラは日常茶飯事だったんだなと思いますが、結局結論を言わずに、最後は

僕の反省する点であります」

「僕の情けない点です」

という言葉で常に言葉をしめくくっていました。

聞きたいのは、そういうことではなく、回答がイエスなのか、ノーなのか、そしてノーならどういう反論があるのか?ということ、それだけですよね。

どうして記者の方はそういう所つっこまなかったんでしょうね?

2.とにかく答えが長い

「え~っと」とか、「ん~~」とか、長い沈黙があったりとか、ゆっくり話したりとか、とにかく一つ一つの質問の回答が長すぎ。

「結論をはっきり言わない」ということにもつながるのですが、見ている側はいらいらするし、うんざりするし、「早く言ってよ、俺次の質問あるんだから」と思わせるような作戦?と思うほどでした。

またその回答も的を得ないものばかりで、何回記者の方が質問をしても歯切れが悪い回答ばかりになり、記者もうんざりして最後は「分かりました」と言って質問を終えてしまうという状況。

会見後半では記者の方も集中力が散漫になり、同じ様な質問が繰り返されて、司会者の方もイライラするシーンがありました。

ただ、主催者側がイライラするくらいなら、自分の会社の社長の回答をまとめておいてほしかったですね。

3.世論を全く無視した回答

ーー「テープを録ってんちゃうの?」という発言は、テープを出されたら困るという意味で言ったのか?

岡本:打ち合わせがなかなか進んでいなかったので、しゃべりづらいのか、環境が違うのか、なのでその4人に退出してもらって、僕1人と彼ら4人で向き合った時に、一つは冗談で「テープ録ってるんちゃうの?」と。

ーー冗談だったんですか?

岡本:はい。全く受け入れられず、全く笑われる事も無く。

はっきり言って、そんな事言ったら、記者や世論の反対に会うという事がどうしてわからないんでしょうか?

この会社の上層部の考えは、はそこまで世間の常識をかけ離れているんでしょうか?

それに空気変えられる力があるんだったら、会見中の空気を変えてほしかったですけどね。

4.全く質疑応答のシミュレーションをしてなかった。対策が甘々だった

当然来るだろうという質問と、その回答の予想、シミュレーションが全く行われてなかったという事も今回の会見の失敗の原因です。

ただ松本人志さんに言われて仕方がなく会見を開いたというような感じだったんでしょうか?

特に、失笑してしまったのは、以下のくだり。

ーー岡本社長が代わらなければ(社風の)刷新はないという声もあるが?

岡本:僕自身がどこまで変われるかが、大きな問題。自身を変えていこうと考えている。

いや、あなたの性格が変わらないといけないという話をしてるんじゃないんですけど、、、

ーー宮迫さんや亮さんに事実と違うところなど反論できることはあるか?宮迫さんらが言われたことはすべて本当だということでよいか?

岡本:「力があるぞ」とか、そういう言葉は使わないと思う。そうですね・・・ちょっと考えます。

ーー体制を一新しない理由は? (辞任はしないという事だが)岡本社長にしかできないこととは?

岡本:(長い沈黙の後)みんなに後で聞いておきます(会場に笑い)

この質問について、会見の最後でマネジメントの中村さんという方が全力で社長擁護をしていましたが、もう完全に社長の太鼓持ちですね、この人。

もう内部の状況がスケスケです。

会見の中では、既に契約解除となった入江さんの処分についてどうするつもりか、という質問もありましたが、相当時間回答に悩む社長の姿がありました。

この辺りの質問は記者から聞かれるという事が簡単に予想できるので、事前に準備しておくべきだったと思います。

そもそも、宮迫さんと亮さんの記者会見は会社主導のQ&Aで行うはずではなかったんでしょうか?

今となっては実現の可能性はないですが、その会見がどういうQ&Aだったのかすごく気になりました。

5.完全に人まかせ

会見中に何度聞いた事でしょうか?

「この件に関しましては法務の小林から説明いたします」

吉本興業の「テレビ局はウチの株主やから大丈夫や」発言にかんする質問、吉本興業と宮迫さん亮さんとの経緯に関する内容はほとんど、小林弁護士に丸投げ。

小林弁護士の表情を注意して見ていると、

「えっ?この質問も俺が言うの?」

「(何回も同じ質問をしてくる記者に対して)お前らいい加減、一回で分かれよ」

「チッ、また俺かよ、、、」

「お前、自分の口で答えろよ

と言わんばかりの、うんざりした表情が何度も伺えました。

小林弁護士のマイクを持つ手が小刻みに揺れてましたが、そのイライラ感が見ている者に伝わってくるほどでした。

はっきりいって岡本社長、小林弁護士を召喚しすぎ。

社長なら全てを把握して、全責任を持つのが当然。

ここぞの切り札的な使い方ならまだしも、こうも小林弁護士を頼りすぎてると、何のための社長会見なのかがわかりませんね。

その後も藤原副社長達の弁解の説明があったり、岡本社長の発言を直後に小林弁護士が訂正したりと、これが吉本興業のトップなの?と疑問ばかりが残る会見でした。

6.会見の中で垣間見せるパワハラ常習犯の臭い

スッキリで加藤浩次さんが、岡本社長に対して「パワハラをするような人です。社員に恫喝を言う人っていうのも知ってます。怖い言葉で叱責する場面も見た事あります」と話していましたが、会見の中でもそれが事実だったんだなと思わせる場面がいくつかありました。

質問をする記者が追い打ちをかけるような質問をしたり、小林弁護士に振ることができる質問に対しては小林弁護士を指さして「お前話せ」的なジェスチャーをしたりする場面が何度かありました。
これが1~2時間程度の会見であれば問題ないと思いますが、5時間もの長時間の会見になると、素の姿が見えてしまったんじゃないかなと思います。

史上最悪の謝罪会見を演じた吉本興業と記者たち

今回の会見で最も記憶に残った回答は、

「僕の悪いところです」

「僕の情けない所なんですけど、、、」

「全くもってダメなところ」

という、社長の自分を卑下すればなんとかなると思って発言しているようなフレーズ。

そんなに思ってるんだったら、自分は社長の器がないと思って、自ら身を引くと思いますが、、、

記者も記者達でそこは突っ込まないのかな?と思ったりしました。

最後の方で、朝日新聞の記者が結構突っ込んで質問されていましたが、結局のらりくらりとした回答しか返ってきませんでした。

そうさせないような質問の仕方もあったんじゃないかなと思います。

(金銭授受があったという事実を知りながら)「静観と言ったのか?」という質問に対しても「言ったかどうか分からない」という回答だったのですが、松本人志さんがテレビで「電話で吉本と話した時に、静観と言われた」でとはっきり言ってるのですから、そこはもっと突っ込むべきだったんじゃないでしょうか。

まとめ

今回の会見の中で、なぜ金銭授受の事実を確認した後も会見をしなかったのか、という質問がありましたが、自分なりにその結論を出しました!

それは、

ただ単に岡本社長が会見をしたくなかったからではないでしょうか?

社長があまりにも口ベタで、自信ががく、ボロが出る事が分かっていたから会見をしなかったんじゃないの?と今回の会見を見て思いました。

恐らく宮迫さんと亮さんの会見の後、松本人志さんに強く言われて、会見するとテレビを通じて言ってしまった手前、仕方がなくやった的な感しか感じませんでした。

何か、最初から最後までしっくりこない会見でした。