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- 空白期間を履歴書にどう書けばいいのか知りたい
- 採用担当者が納得する空白期間についての回答のポイントを知りたい
- 新卒ですぐに退職してしまって、再就職できるか不安
離職後、いつの間にか空白期間が長くなってしまい、「面接で空白期間をどのように伝えていいか分からない」「空白期間があることで就職活動の一歩が踏み出せない」と思われている方もいるのではないでしょうか?
たしかに空白期間があると、再就職をする際に不利になってしまうことはあります。
面接官は空白期間があると、100%その期間何をしていたのかを確認します。
でも、たとえ空白期間があったとしても、伝え方や書き方のポイントを抑えることで、採用担当者にも納得してもらうことはできます。
この記事では、現役の人事担当が、第二新卒の空白期間の伝え方や履歴書の書き方のポイントを具体例を用いて解説していきます。
ぜひ最後まで読んで、空白期間の不安要素を払拭するためのきっかけにしてくださいね。
第二新卒の空白期間が就職活動に与える影響
第二新卒の空白期間は就職活動において、ネガティブにもポジティブにも働く可能性があります。
短期間であれば、新しい職を探すための休息期間やスキルアップの機会として理解されることが多いです。
しかし、空白期間が長いと、求職者の就業意欲に疑問を持たれるリスクが高くなることがあります。
そのため、空白期間を説明する際には、その時間をいかに有意義に使ったかを具体的な例と共にアピールすることが重要です。
資格取得やボランティア活動、関連する業界の知識を深めるための研究など、自己成長のための努力を示すことで、ポジティブな印象を与えることができます。
また、空白期間の経験を通じて、新たな視点やスキルを職場にもたらすことができるという点を強調すると良いでしょう。
採用担当者が第二新卒の空白期間に重視するポイント
採用担当者は第二新卒の空白期間に対して、その期間の使い方と候補者の態度を特に重視します。
空白期間がある第二新卒者に求められるのは、その時間を自己成長やキャリア形成にどのように活かしたかの説明です。
採用担当者は、休職期間中に候補者が新しいスキルを習得したり、業界知識を深めたりしていたかどうかに注目します。
また、候補者がどれだけ積極的に就職活動を行っていたか、職業的なギャップを埋めるためにどんな努力をしていたかも評価の対象となります。
面接時には、空白期間を前向きに捉え、次のステップに向けた準備期間として説明することが望ましいです。
さらに、期間中の経験がどのように将来の職務に役立つかを具体的に関連付けて話すことができれば、採用担当者にポジティブな印象を与えることができます。
第二新卒の空白期間を伝える際のポイント
第二新卒の皆さんが就職活動をする上で、空白期間は伝え方次第で評価が大きく変わる部分です。
以下の4つが、空白期間を伝える上で有効なポイントです。
- 嘘をつかない
- ポジティブな内容を伝える
- 計画性を伝える
- 空白期間で得た気づきを伝える
この空白期間をどう過ごしたかは、あなたの人物像を映し出すチャンスでもあります。
嘘をつかない
空白期間について話す時は、嘘をつくことだけは避けましょう。
たとえその期間が予定外だったとしても、実際に何をしていたのかを正直に伝えることがポイントです。
最初に嘘をついてうまくいったとしても、時間が経つにつれて矛盾が明らかになり、会社からの信頼を失うことになります。
最悪、退職や内定取り消しを余儀なくされる可能性もあるので、嘘だけは避けましょう。
ポジティブな内容を伝える
面接や職務経歴書、履歴書で自身の想いを伝える際は、「ポジティブ」な内容であることを意識して下さい。
空白期間が長いと、どうしてもネガティブな思考にいきがちで、ポジティブに伝えることが難しいように感じるかもしれません。
たとえ、空白期間がネガティブなことであったとしても、過去の失敗や経験を受け止め、ポジティブに変換することが大切です。
採用担当者は第二新卒の前向きな姿勢や仕事に対する意欲を重視します。
空白期間が有意義であったことをポジティブに伝えることで、仕事に対して意欲的であることを伝えましょう。
計画性を伝える
計画的に時間を管理し、有効活用したことをアピールすることで、組織的な行動力と自己管理能力の高さを示せます。
その期間に設定した目標や達成したこと、次のステップへの準備を具体的に述べることがポイントです。
たとえば、「〇〇の資格取得をするために◯ヶ月ほど、勉強期間が必要だった」「スキルアップのために◯ヶ月ほど留学していた」
伝え方として、『あえて』空白期間を作ったような伝え方をすると印象も変わってきます。
計画的に空白期間を作ったのと、なんとなく空白期間ができてしまったのでは雲泥の差があります。
印象が大きく変わるので、計画性があることを伝えましょう。
空白期間で得た気づきを伝える
空白期間を経て、どのような気づきを得たのかを共有することで、自己分析能力や成長過程を採用担当者に伝えることができます。
たとえば、「離職中にインターンシップを経験し、自身の強みと関心が合致する職種を見つけた」「ボランティア活動に参加し、社会問題に対する深い理解を得ることができた」など。
空白期間中に感じたことや経験したことを具体的に書き出してみましょう。
学んだ教訓や、それがどう自分の価値観や将来の目標に影響を与えたのかを話すことで、より良い印象を残せます。
第二新卒の空白期間の履歴書の書き方・自己PR【具体例あり】
ここでは、状況別に合わせた空白期間の履歴書の書き方や自己PRの具体例をお伝えしていきます。
一般的に以下のような事例があるかと思いますので、確認してみて下さい。
- 資格取得の勉強をしていた
- アルバイトをしていた
- 療養中だった
- 何もしていなかった
それぞれ解説していきます。
資格取得の勉強をしていた
資格取得のために時間を割いていたという理由は積極的なイメージを与えることができます。
空白期間を利用して次の職場でのパフォーマンス向上を図ったことを強調すると、雇用される可能性が向上します。
実際に資格取得ができていればアピールすることはできますが、まだ取得できていなければ、今後どうしていくかも説明する必要はあるでしょう。
また、仕事をしながらでも資格を取得している人もいるので、特別にブランク期間を設けた理由を同時に説明できるようにしておきましょう。
【履歴書の書き方】
-職歴-
2019年4月:株式会社〇〇(システムエンジニア) 入社
2020年3月:一身上の都合により退職
2020年4月〜現在:資格取得準備期間
-自己PR例文-
過去半年間は、キャリアアップと専門性を高めるため、〇〇資格の取得に専念していました。
この資格は私の目指す業界では非常に重要で、より高度な知識とスキルが求められるため、集中的に勉強する必要がありました。
働きながらも勉強は可能ですが、より短期間での取得と、知識を深く理解するためには、専念することが最善と考えました。
この資格を生かして、即戦力としての貢献、さらには業界内での新たな課題への対応に尽力したいと考えております。
アルバイトをしていた
職場環境や仕事内容が合わず、勢いで前職を退職してしまって、なかなか次の就職先が決まらず、とりあえずアルバイトをする方も多いでしょう。
次の会社が決まるまでのつなぎのつもりが、気づいたら空白期間も長くなってしまったなんてこともあるかもしれませんね。
空白期間中はアルバイトで生活費を稼いでいたことを伝えつつ、応募先と関連づけると良いでしょう。
【履歴書の書き方】
-職歴-
2019年4月:株式会社〇〇(マーケティング担当) 入社
2020年3月:一身上の都合により退職
2020年4月〜現在:〇〇にてアルバイト
-自己PR例文-
大学を卒業後、すぐに入社した会社での仕事内容に私の期待との間にギャップを感じ、より自分に合ったキャリアを見つけるために退職を決意しました。
その後、自分の興味を探るために、飲食業界でアルバイトをしました。
ここでは、厨房での調理補助から始まり、次第にホールスタッフとして顧客サービスを提供する役割も経験し、食に関する深い知識とともに、顧客満足を直に感じ取れる学びを得ました。
この経験から、サービス業でのキャリアに本気で取り組みたいと決心し、御社でその熱意を生かす機会を得たいと考えています。
療養中だった
前職や就職活動中に怪我や病気で療養していた場合は、現在は完治しているのか、就業できる状態なのかを説明しましょう。
企業側としては、今後継続して働いていけるのかが不安要素になります。
入社後の不安要素を少しでも払拭できるような説明をし、かつ療養中でもスキルアップを図っていたことを伝えられると尚良いです。
【履歴書の書き方】
-職歴-
2019年4月:株式会社〇〇(マーケティング担当)
2020年3月:病気療養のため退職
2020年4月 – 2021年3月:健康上の理由による療養期間
※自宅療養期間中は業界知識を深めるために書籍を読んだり、オンラインコースの受講をするなど、スキルアップを図っていました。現在は回復し、仕事復帰に問題はありません。
-自己PR例文-
新卒での職場を早期に退職した主な理由は、健康上の問題で必要な療養を行うためでした。
この期間、私は体調を回復させることに専念し、同時に、休養中に関連する書籍を読んで業界知識を深めたり、オンラインコースを受講してスキルを維持する努力をしました。
体調が回復した現在は、私は継続してスキルアップを図り、御社での業務に取り組む準備を進めています。
私の経験と新しく得た知見を活かして、チームに貢献し、御社の目標達成に向けて全力を尽くしたいと考えています。
何もしていなかった
実際に空白期間中に何もしていなかったという人も多いのではないでしょうか。
仮に、全く何もせずに時を過ごしていたとしても、職探しに役立つ情報を収集していたことや自身を見つめ直す時間など、積極的なイメージを与える理由を挙げることが大切です。
趣味やそのほかの活動を通して、現在の考えに至った経緯にしても良いでしょう。
【履歴書の書き方】
-職歴-
2019年4月:株式会社〇〇(営業職)
2019年9月: 一身上の都合上により退職
※何もせず、空白期間が長引いてしまった場合は無理に理由付けせず、自己PRで工夫すると良いでしょう。
-自己PR例文-
前職を離れてからの期間は、はじめてじっくりと自分自身と向き合う時間を持ちました。
その中で、職業選択のための自己分析と市場調査を行いましたが、特定の仕事に追われることなく、冷静に自身のキャリア選択の時間とすることができました。
今、御社の業務と企業文化が私の価値観と経験に合致していると確信しており、積極的に貢献したいと考えています。
空白期間のある第二新卒の体験談
ここでは空白期間を経験した方の具体的な体験談を紹介します。
体験談を拝見して共通していることは、「ブランクが半年以上になると厳しくなる」ということです。
空白期間が長引いてしまうと、転職活動は自身が思っている以上に難航してしまうことが予測されます。
今回取り上げた体験談を参考に、自身の転職活動に活かしてみて下さい。
体験談1:3年以上の空白期間後の転職活動
転職サイト経由でいろいろな求人に応募してみたものの、書類選考が通りませんでした。
数少ない求人の中には面接に進めたところもありましたが、エージェントからは離職歴の空白期間について聞かれて3年以上は長すぎると言われる始末。
複数の転職サイトに登録してみたけれど、とあるエージェントからは紹介できる求人がないと断られたこともありました。
また、空白期間が長いことや社会人経験2年と短いことから、志望内容に妥協する必要があるとはっきり言われました。
ですが、転職エージェントに相談することで、3年以上の空白期間について、企業にどう説明するかなども一緒に考えてくれたこともあり、なんとか1社内定をいただくことができました。
空白期間が長いことで転職が不利になることを身に染みた転職活動でした。
体験談2:退職後の転職活動
前職を退職してから転職活動を始めましたが、後悔しました。
転職先が決まるのは会社を辞めてから1ヶ月以内に決まるだろうと思っていましたが、間違いでした。
転職先が決まったのは半年近くかかり、それまではニート生活をしていました。
空白期間を面接の際にどう説明していいか分からず苦戦。
現在はとりあえず受かりそうな企業に応募して働けています。
体験談3:ブランクOKの求人を狙う
ブランク期間は半年を超えると一気に書類選考を通過する確率が下がります。
書類選考が通ったとしても、面接を突破することは厳しかったです。
ですが、最初からブランクOKな求人を狙って積極的に応募すれば、内定確率はグンと上がります。
オススメは転職サービスでプロに頼ること。
実際に私は新卒の会社を半年で早期退職、それが原因で内定がもらえずブランクが空いていた、という状況下でも内定をもらえました。
複数の転職サービスを利用することがブランク突破の鍵です。
転職エージェントに相談する
空白期間に悩まれている方は、転職エージェントに相談してみましょう。
空白期間があっても積極的に採用活動をしている企業の紹介や、空白期間の伝え方にも相談にのってくれます。
企業によって、空白期間に対しての考え方や見方が変わるので、自身のみの力だけでは挫折する原因にもなりかねません。
第二新卒で空白期間があることで、転職活動に一歩踏み出せない方や、相談しづらいような条件のある方でも、エージェントのサポートを受けることで、転職活動を円滑に進めることができるでしょう。
空白期間は有意義であったことを伝えよう!
就職活動において、空白期間はどうしても不利に働いてしまうことが多い印象です。
そんな中でも、空白期間中はネガティブな要素があったとしても言い回しを変えて、ポジティブに伝えることが大切です。
正直、空白期間中は何もしていなかったという方もいるでしょう。
たとえ、何もしてなかったとしても、何かしら趣味や活動していたことを次の企業に就職するための有意義な時間であったことに結びつけてみて下さい。
第二新卒は実績ではなく、ポテンシャル採用の可能性が十分にあり得るので、空白期間があるからといって諦めず、サービスをうまく活用しながら就職活動に取り組んでみましょう。