第二新卒の就活の現実って?実際に新卒2年目で転職した人事担当が解説

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第二新卒の就活の現実って?実際に新卒2年目で転職した人事担当が解説
  • 新卒で入社してまだ間もないけど、今の会社を辞めたい…
  • 入ってみたら、イメージとまったく違う業務内容だった…
  • 大した実績のない第二新卒が転職ってできるの?

今こちらの記事を見てくださっている方は、こんな方が多いのではないのでしょうか。

会社を辞めたい、そう思いながら出社する日々って、かなりストレスですよね。

ユウ
ユウ

毎週月曜日の朝は体が重たく、会社に行くのが辛いです…。

会社を辞めたいだけならまだしも、次の仕事も探さなきゃいけない…。

実際、第二新卒の就活はうまくいくのでしょうか。

第二新卒となると、就活に厳しい現実があると耳にすることもあります。

会社もやめたいのに、そんな現実を聞いてしまってはどうにもできない…!

そんな不安を抱えている皆さんに、第二新卒で転職をして、現在は採用活動も行っている私が、第二新卒の現実をお伝えしていきたいと思います。

第二新卒とは、新卒入社3年目以内の若手社員のことを指しています。

専門、短大、大学、大学院など様々な経歴で新卒入社をしている人がいることから、特に年齢制限は関係ありません。

企業によって年齢制限があったり、「新卒のみ」求人対象となっている場合がありますので、応募の際は必ずチェックをしておきましょう。

第二新卒の現実が厳しいと言われる理由3選

第二新卒の現実が厳しいと言われるのは、いったい何故なのでしょうか。

実際によく耳にする現実に関して、紹介します。

  • 新卒に比べ求人枠が少ない
  • 忍耐力がないと思われてしまう
  • 就職活動でのアピールが難しい

新卒に比べ求人枠が少ない

大企業であるほど、新卒採用に力を入れているところが多いです。

他の企業での経験があり、即戦力になる中途の採用も合わせて行われていることが一般的。

それに比べ、第二新卒は、中途ほど即戦力になりにくいと考えられています。

そのため、新卒や中途に比べると、第二新卒の求人は選択肢が少ないと言われています。

第二新卒も中途として応募はできますので求人数自体は問題ありませんが、経験の面では不利となるのは否定できないです。

忍耐力がないと思われてしまう

新卒入社して間もない会社の退職を考えているということは、忍耐力がないのではないか?

履歴書や職務経歴書を見た時に、在籍期間の短さから忍耐力が足りないと思われてしまうケースはあります。

採用担当は、長く働いてくれる人を採用したいと考える為、第二新卒が不利になる理由の1つであると言えます。

ただ、前の会社を短い期間で退職しているとはいっても、むしろその決断を良しとする企業は実際多くあります。

  • 短期間での転職に納得のいく理由
  • 今度は長く働いてくれそう!と思わせるアピール

この2点を丁寧に説明し、強みに変えましょう。

就職活動でのアピールが難しい

新卒での就活時は、これまでの学生生活で力をいれてきたことや、入社した時に頑張りたいことなどをひたすらアピールをします。

ユウ
ユウ

いわゆるガクチカですね!

第二新卒の就活では、前職で頑張ったことや、前職を辞めた理由を必ず尋ねられます。

辞めた会社、辞めようとしている会社での活動を、いかにポジティブな内容で伝えられるかという点が重要。

さらに上記に加え、それらの経験を活かし、今後どう役に立てるのかを説明できれば乗り越えられます。


以上が第二新卒の現実が厳しいと言われる理由です。

ユウ
ユウ

考え方次第で、第二新卒の厳しい現実も、乗り越えられそうな気がしてきませんか?

デメリットだけじゃない!第二新卒ならではの強み3選

第二新卒が不利な点はありますが、逆に第二新卒ならではの強みはあるのでしょうか。

不安になった方も多いかと思いますが、第二新卒ならではの強みが実は結構あるんです。

  • 社会人としてのビジネスマナーがある
  • 1度就職した実績がある
  • 前の会社に染まっておらず、柔軟さがある

社会人としてのビジネスマナーがある

どの企業でも、新卒社員に最初に教育するのが、「社会人としてのビジネスマナー」ではないでしょうか。

ビジネスマナーの種類
・就活時に習得したビジネスマナー
・入社研修で教わった、社会人としての常識
・外部で受講したビジネスマナー講習 等

これらのビジネスマナーをすでに習得している人材は、採用する企業からすると貴重です。

社会人としての基本中の基本であり、なおかつ研修に時間を要す大切な部分だからです。

ユウ
ユウ

ビジネスマナーのスキルは新卒との差を付けられる大きなポイントです。

1度就職した実績がある

「一度正社員として雇用されたことがある」という事実は、信用に繋がります。

こんな2人がいたとします。

  • 大学卒業後に就職をせず、アルバイトを転々としてきたAさん
  • 大学卒業後、就職するもうまくなじめず退職を考えているBさん

短い月日で転職をしようとしているといえど、就活を乗り越え、企業に雇用されたことのあるBさんの方が、魅力的ではありませんか?

今では過去を一切問わない企業も増えてきていますが、一度でも就職したという実績は大きいんですよ。

前の会社に染まっておらず、柔軟さがある

企業ごとに、仕事に対する考え方などに色があります。

1つの企業で長く働いた人ほど、転職先の社風に対する違和感や、これまでの自分の働き方とのギャップに悩むことが多くあります。

その点、第二新卒はまだ会社に染まりきっていないと言えますよね?

若くてフレッシュさも残る第二新卒は、柔軟に対応できるというメリットがあるのも事実。

それに加えて、他の企業を長く経験していない分、うちの企業に染まってくれるのではないかと期待を持てる存在なのです。

第二新卒での就職活動を成功させる方法4選

では、第二新卒での就職活動を成功させるには、どうすべきでしょうか。

私が第二新卒で転職活動をした際、実際に気を付けたことや、採用を担当してからの実例を交えてご紹介します。

  • 第二新卒の就活では自己分析をしっかりと
  • 企業研究をしっかりと行う
  • 退職理由をポジティブに伝える
  • 長く働きたいとアピールする

第二新卒の就活では自己分析をしっかりと

新卒就活時、自己分析をしっかりやるべきだと、何度も言われてきた方がほとんどなのではないでしょうか。

莫大な時間をかけて行った自己分析……もう2度としたくない!そう思う方は、当時の私だけではないはず。

とはいえ、社会人経験のない新卒就活の自分の考えと、社会人として企業に所属した後では、自分の芯となる考えが変わることが多いです。

その為、第二新卒の就活では、改めて自己分析をし直すべきです。

  • 自分は何ができるのか
  • 自分はその企業でどう貢献できるのか
  • 自分は今何故転職しようとしているのか

特にこの3点は、掘り下げて考えていく必要があります。

ユウ
ユウ

私の場合、第二新卒での就活時の自己分析は、新卒就活時に比べ、考え方に深みが出てきました。

自分がどのような仕事がしたいのか、またどういうところが合っているのかを、明確にすることができます。

自己分析は次の企業選びで成功するためにも、確実に行いましょう。

企業研究をしっかりと行う

入社後のギャップをなくすためには、企業研究を徹底的に行うことが重要です。

私が退職を考え始めた理由の中で、大半を占めていたのが、仕事の進め方や仕事に対する考え方の合わなさです。

このミスマッチを無くしたいと強く感じた私は、主に下記の4点に焦点を合わせ、企業研究を進めました。

  • コーポレートサイトなどの企業が直接発信している基本情報
  • 企業理念
  • 社風
  • その企業の経営者の著書

この4点を見ていくと、その会社の雰囲気などが大体見えてきます。

基本情報はもちろんのこと、特に企業理念や社風は、仕事のやり方にも関わってきます。

ガツガツ仕事を進めていくことを良しとするのか、石橋を叩いて渡るような仕事の進め方を良しとするのか。

ユウ
ユウ

ここでミスマッチがあると、私のように後々きつくなってしまいます。

自分がその企業で働く姿をイメージできるかを考えてみましょう。

また、企業の経営者の著書がある場合必ず読むべきです。

そこには経営者の考え方が色濃く書かれており、自分に合っているか、共感できる部分があるか確認ができます。

著書の他にも、インタビュー記事などもおすすめです。

インタビュー記事は、著書よりも手軽に確認することができます。


これらを下調べしておくことで、面接時にも役立つことでしょう。

退職理由をポジティブに伝える

今度は私が採用の立場で感じることですが、退職理由や転職を考えている理由をネガティブに言ってしまう人が多いです。

  • 人間関係が悪くて嫌になったから
  • ノルマがきつすぎてストレスだったから
  • 仕事内容が合わなかったから

たとえ、これらが本当の理由だったとしても、このまま伝えてしまうと、他責思考だと思われてしまい、面接通過がかなり難しくなります。

そこで、上記の退職理由をポジティブに言い換えてみたらどうでしょうか。

退職理由をポジティブに言い換え!
人間関係が悪くて嫌になったから
→仲間と協力しあい、チームワークを活かした働き方がしたいと思ったから

ノルマがきつすぎてストレスだったから
→数字だけでなく、1人ひとりのお客様と丁寧に向き合い、最適なサービスを提供したいと思ったから

仕事内容があわなかったから
→自分が持つスキルを十分に発揮できる〇〇の分野で、会社に貢献したいと思ったから

このように言い換えることで、マイナスな退職理由も一瞬でポジティブに変換されます。

退職理由1つにしてもアピールポイントに変えることができる良い材料です。

うまく言い換えて、志望動機に結びつけることができれば良いです。

長く働きたいとアピールする

第二新卒の現実が厳しいと言われる理由の1つが「忍耐力がないと思われてしまう」ことです。

逆に以下の点を確実にアピールできていれば、面接通過も難しくありません。

  • 短期間での転職に納得のいく理由
  • 今度は長く働いてくれそう!と思わせる根拠とやる気

「うちの会社に入ったら、長く続けてくれそうだな」と、そう思ってもらえるように、その会社で活かせる強みと合わせてアピールしましょう。

第二新卒の現実は厳しいだけじゃありません!

第二新卒の現実は結構厳しいと言われてはいるものの、チャンスが多いのも事実です。

むしろ、第二新卒を歓迎する企業も多いということを、感じていただけたのではないでしょうか。

しっかり対策をとることで、良い内容の就活ができます。

体力やフレッシュさがある今だからこそ、充実した就活ができるのも事実です。

ちなみに、私は「絶対次は失敗しないぞ!」と強い意思を持ち、上記の対策を講じて挑んだ結果、自分に合った会社を見つけることができました。

第二新卒の今だからこそ、自分に合った企業を探すことができる良いタイミングです。

この記事を読んでくれた方々に、良い未来があることを願います。