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- 第二新卒として面接を受けたけど、自己PRができなくてうまくいかなかった…
- 実績がない第二新卒が転職活動時に自己PRする方法を知りたい
- 自己PRに書ける自分の強みがわからない
多くの第二新卒の方が、自己PRに何を書いて良いか迷われているのではないでしょうか?
書類だけでなく、面接で「自己PRをしてください」と言われることもよくありますので、準備をしていないと「あ、えと…」と挙動不審になってしまうこともよくあります。
その理由の多くは「実績がない」や「アピールするポイントがない」といった理由がほとんどでしょう。
準備をしていないと評価が下がってしまいますので要注意ですよ!
この記事では現役の人事担当の僕が、自己PRの書き方のコツや注意点など、具体例を用いて解説していきます。
また、自身の強みの見つけ方も解説しているため、参考にしてみてください。
自己PRは企業に対して、どのような人材なのかを知ってもらう大切な項目です。
履歴書やエントリーシート、面接で必ずといっていいほど頻出する重要なものなので、ポイントをしっかりと抑え、アピールしていきましょう。
記事を最後まで読めば、自己PRの作り方がわかり、自信をもって採用面接に望むことができるようになりますよ!
企業が第二新卒に求めること
まず、自己PRを書き始める前に企業が第二新卒に求めることを知っておきましょう。
第二新卒に求めることは以下になります。
- やる気とポテンシャル
- 仕事の実績や学生時代の経験
- キャリアプランを考えている
見てもらうとわかるとおり、第二新卒には経験・スキルといった専門性よりも、ポテンシャルや将来性を重視している傾向があります。
やる気とポテンシャル
成果を上げて成長したいというやる気や仕事に対する意欲は、企業が求める要素の一つです。
入社後の望む職種や将来の目指す姿、どのように企業に貢献していきたいのかなどを明確にしましょう。
ただ「やる気があります!」だけでは説得力がないので、自身の考えや熱意を強く伝え、やる気のあるところをアピールするのがポイントです。
企業側もそこにポテンシャルを感じてくれるので、採用後の具体的な取り組む姿勢を想像がしやすくなります。
自身の押し出せるアピールポイントは惜しみなく出していきましょう。
仕事の実績や学生時代の経験
仕事の実績や学生時代の経験は、企業がスキルや適性を知る上で重要と言えます。
仕事での実績がない場合は、学生時代に取り組んでいたことなどでもOKです!
具体的なエピソードを交え、根拠を示しながら伝えることで自分の強みをアピールできます。
以下に、例文を紹介しましょう。
学生時代は、大学4年時に専攻したテーマに関する研究を国内の大学生が集まる学会で発表しました。その研究が高く評価され、学生部門での最優秀賞を受賞しました。この研究で培われた探究力や課題解決能力は、御社に入社しても活かせるスキルであると感じています。
前職の飲食業では新商品を提案し、商品化を実現しました。季節の食材を利用した新メニューを提案。チームとともに試作を繰り返し、3か月後に店舗での販売を開始。他の店舗でも導入が決定されました。前職で培った発想力や協調性は、御社でもきっとお役に立てるはずです。
上記のような学生時代や仕事の実績は、企業側が採用を判断する大きな指標と言えます。
経験から得られたことやスキルを企業でどのように発揮し、貢献していくのかをいかにイメージしてもらえるかが大切です。
将来のキャリアプランを考えている
企業は、面接を受ける人が明確なキャリアプランを持っているかをチェックしています。
キャリアプランを明確に持つことで、自身の目標に対する取り組みが明確となり、継続的なスキルアップや自己啓発の動機づけにも繋がります。
前職を早期退職した理由も合わせて、自分のなかで思い描いているキャリアプランを伝えましょう。
前職の〇〇の業務内容が私の持っていたスキルや将来のビジョンと異なる方向に進展していったことを感じました。キャリアの再定義と方向性を見極めるために退職を決意しました。御社では私の思うキャリアが見込めると感じたため、5年後には部門長を目指し、チームを導く立場に就きたいと考えています。
キャリアプランは実現可能かどうかも大事ですが、自身の将来像を考えているかが大事なポイントです。
将来像が明確なほど、入社への熱意や長期的な貢献度の高さにも期待が持てるのでしっかり考えておきましょう。
第二新卒の強みの見つけ方
第二新卒で転職を考えている人は、どのように強みを見つければ良いかわからない人も多いんじゃないでしょうか?
そこでここでは、第二新卒の強みを見つける手順をお伝えしていきます。
- 過去の業務を書き出す
- 評価されたことを探す
- 志望企業の求める人物像と照らし合わせる
改めて考えると、自分の強みってなんだろうと思いますよね?
何もないと思う方もいるかもしれませんが、誰しも必ず一つはあるものです。
ここでは経験の少ない第二新卒の強みの見つけ方を解説していきます。
①過去の業務を書き出す
まず過去に経験した業務を全て書き出してみましょう。
第二新卒の場合、社会人経験が短いので、学生時代のアルバイト経験や前職の研修や実務で学んだことでも良いです。
例えば、「アルバイトでチームをまとめるリーダー経験をした」「アシスタントとして会議の議事録作成を任せてもらえた」など。
過去の経験を通じて、自身がどんなことを学び、どんなことに気付いたのか、また、自分なりに工夫したことなども書き出せると良いでしょう。
思いついたことは、とにかく紙に書き出していきましょう!
②評価されたことを探す
次に過去の経験を振り返って、周囲から褒められたことや感謝されたことを探します。
例えば、「言葉遣いが丁寧」「先輩や上司から言われる前に、自身で予測した行動ができた」など。
見つけたものの中から、さらに掘り下げて、キーワードを言語化しましょう。
先ほどの例で言うならば、「コミュニケーション力」や「洞察力」が高いと言えます。
これらは大きなPRポイントになるでしょう。
自身で意識的に取り組んでいたことやこだわり、当時の感情や頑張ったことなどを掘り下げて考えることがポイントです。
もし、周囲から評価された覚えのない場合は、努力した経験や人のために何かしたことなどを書き出してみましょう。
自らの意思で行動したことや経験したことは、自身の強みになります。
③志望企業の求める人物像と照らし合わせる
企業によって求める人物像はさまざまです。
まずは、志望している企業がどんな人物を求めているのかを知る必要があります。
企業が求めるスキルには主に以下のスキルがあります。
- コミュニケーション能力
- リーダーシップ
- マネジメントスキル
- 問題解決能力
- 積極性
- 柔軟性
- 緻密性
先ほど抽出した過去の業務や評価されたことなどと照らし合わせ、志望企業が求めている人物像とマッチしているかを確認しましょう。
決して全てに当てはまる必要はありません。
過去経験してきたことが志望企業にも活かせることをアピールしていきましょう。
第二新卒の自己PRを書くコツ
ここでは、自己PR文の書き方のコツを紹介していきます。
紹介する書き方のコツは以下になります。
- 結論から述べる
- PRポイントを一つに絞る
- エピソードを交える
これは経歴書の記入だけではなく、面接にも使える内容なので、しっかりとコツを掴んでおきましょう。
結論から述べる
自己PRではまず、主張したいことやアピールしたいことを最初に述べましょう。
例えば、「私の強みは積極的なところです」と伝えます。
すると、その積極性でどんなことをしてきたのかを、後に続くエピソードに興味を持たせることができます。
これは、自己PRだけに限った話ではありません。
ビジネスの現場では、非常に大事な要素でもあるので、普段から結論から述べるよう意識してみましょう。
結論、理由、例、結論の順番で話や文章を作る方法を「PREP法」といいます。
P:結論(Point)
R:理由(Reason)
E:例(Example)
P:結論(Point)
この順番で自己PRを作っていけば、相手に伝わりやすい文章ができますよ!
PRポイントを一つに絞る
PRポイントは、一つに絞りましょう。
「私の強みは、リーダーシップとマネジメント力があることです」などと複数の強みを入れてしまうと、内容が薄くなってしまい、印象が弱くなってしまいます。
これでは相手を混乱させてしまい、PRしたいこともうまく伝わらないでしょう。
どうしても複数PRしたいことがある場合は、うまく組み合わせることができないかを考えると良いです。
例えば、「リーダーシップとマネジメント力」なら、「チームをまとめる力」と組み合わせるとより伝わりやすいでしょう。
エピソードを交える
自己PRではエピソードを交えると、より自分らしさを伝えることができ、好印象を与えることができます。
積極性を例にあげてみます。
大学時代のアルバイトでは、地元の子供向けのスポーツイベントの企画や運営をしました。私は積極性を活かし、参加する子供たちに安全に楽しんでもらうためのプログラムを考え、実行に移す役割を担いました。
積極的にリーダーとしての役割を負い、スタッフとの連携を強化することでイベントをスムーズに進行させることができました。御社に入社しても、どんな案件にも積極的に取り組み、成果を上げてまいります。
このようにエピソードを伝えつつ、最後は自身の経験をどのように活かしていきたいのかも伝えられると良いでしょう。
第二新卒の自己PRでの注意点
自己PRを作成する際は注意点を抑えておきましょう。
第二新卒の自己PRでの注意点は以下になります。
- 志望動機と退職理由が矛盾している
- 前職への不満や文句を避ける
- 抽象的な表現は避ける
自分よがりで自己PRを作ってしまうと、矛盾を生んでしまったり、何を伝えたいのかが分からない文章が出来上がってしまうので注意が必要です。
志望動機と退職理由が矛盾している
志望動機と退職理由は統一させましょう。
志望動機と退職理由が矛盾していると、相手に違和感を与えかねません。
例えば、前職の人間関係のトラブルを退職理由として挙げながら、新しい職場でのチームワークを志望動機とするのは矛盾して見えてしまいます。
志望動機は将来の職に対する熱意や適性を示すもので、退職理由は過去の経験から得た学びや変化の必要性を語るものです。
以下の例を参考にしてみてください。
前職ではエンジニアの仕事をしていましたが、マーケティング領域に強く興味を持っていることに気づきました。貴社のマーケティング部門は成果を上げていることで知られており、私のマーケティングスキルを磨く絶好の場所だと感じているため、志望しました。
退職理由から志望動機までの一連の流れができるよう意識してみましょう。
前職への不満や文句を避ける
前職の不満や文句を述べることは避けましょう。
否定的な言葉は相手に悪い印象しか与えませんし、入社したとしても同じことが起きたら辞めてしまうのでは?と思われてしまいます。
どうしても前職にマイナスイメージがついてしまっている場合は、前職の経験から学んだことや得られたスキルに焦点を当ててみましょう。
「お客様一人一人に丁寧に対応していた」「チームで問題解決を図っていた」など、小さなことでも何かしらあるはずです。
前職の経験を価値のある学びの機会として、新しい職での期待や志望動機を前向きに表現しましょう。
抽象的な表現は避ける
自己PRは抽象的な表現は避け、具体的な実績や経験を明確に述べることが重要です。
抽象的な表現は評価が難しく、あなたの能力を明確に伝えられません。
具体的な数字や実例を提供し、どのように前職で貢献したのか、どの技術やスキルを習得したのかを明示しましょう。
内容が具体的になるほど信憑性は高くなるので、自身で考えた内容が抽象的であれば、解像度をあげてみましょう。
第二新卒の自己PRの具体例
ここでは、以下の3つの職種の自己PRの書き方の具体例を紹介します。
- 営業職
- 飲食業
- 事務職
あくまで例文なので、自身の考えた自己PRとあわせて、アレンジしながら作成することをオススメします。
営業職の場合
前職では営業職として、新規顧客開拓の重要性と顧客との信頼関係構築の方法について学びました。初めて独り立ちして行った営業先で、顧客のニーズを理解し、それに対応する提案を行ったことで、小さな取引を成功させることができました。御社でも顧客のニーズを理解し、信頼関係を築くことで貢献していきたいと考えています。
営業職は主にコミュニケーション能力、交渉力、プレゼン力、チームワークなどのスキルが求められます。
顧客対応を通して得た気づきや小さな成功体験を伝えていけると良いでしょう。
自分は営業向きであることを伝えられるよう意識してみてください。
飲食業の場合
前職のレストランでの経験から、食材の仕入れや基本的な料理のスキルを学びました。特に、地元の食材を利用したメニュー作りに参加し、そのメニューがお客様に好評であったことは、自分にとって大きな自信となりました。新しい職場でも、地元の食材を活かしたメニュー作りや、学んだ基本技術をさらに磨き、お客様に満足いただけるサービスを提供したいと考えています。
飲食業は調理技術、食材知識、スピーディな対応、衛生管理知識、チームワークなどのスキルが求められます。
飲食業は季節ごとにメニューが変わったりと変動が激しいので、その中でも新しいことに挑戦する姿勢を強調できると良いですね。
顧客満足度の向上も大事な視点となります。
事務職の場合
前職では、受付として顧客対応を担当し、良好なコミュニケーションを保つことを学びました。また、簡単な書類作成やデータ入力も行い、事務業務の基盤を築くことができました。これらの経験を基に、御社でも効率的な事務サポートを提供し、チームの業務進行をスムーズにサポートしたいと考えています。
事務職は主にパソコンスキル、データ管理能力、文章作成・編集能力、コミュニケーション能力などのスキルが求められます。
事務職はサポートをする役割から、さまざまな人とのコミュニケーションを通して、どれだけ効率よく仕事の段取りができたかもアピールできると良いでしょう。
資格などもあれば、一緒にアピールするとより良いですね。
自己PRが書けない場合
ここまでさまざまな事例をあげてきましたが、それでもペンが進まない方もいるでしょう。
ここでは自己PRが書けない方向けに対処法を解説します。
具体的には以下の方法があります。
- 身内や友人に他己分析をお願いする
- 転職エージェントを利用する
自分の知らなかった意外な一面も発見できるかもしれないので、参考にしてみてください。
身内や友人に他己分析をお願いする
自分自身を客観的に評価するのは意外と難しいものです。
それに、自分が思っているあなたと、第三者から見たあなたとでは、見え方が全く異なったりします。
そんな時は身内や友人にあなた自身についての意見を求めることで、新しい視点や気づきを得ることができるかもしれません。
意見を求めるときは理由もあわせて聞いておくと、より説得力が増し、自己PRに活かすことができるでしょう。
第三者の意見を素直に受け入れ、役立つ具体的な例やアピールポイントを見つけてみましょう。
転職エージェントを利用する
身内に頼みづらかったり、どうしても自己PRが書けないという人は、転職エージェントに相談することをオススメします。
エージェントはあなたの経歴やスキルをプロの視点で評価し、どのようにアピールするか具体的なアドバイスを提供できます。
これにより、自己PRをより効果的に仕上げることができるでしょう。
自己PRだけでなく、応募書類の作成時のアドバイスや面接対策などのコツも教えてもらえるので、転職活動に不安な方はぜひ利用してみてくだはい。
自己PRは面接合否を大きく左右します!
第二新卒ですとどうしても自己PRのでアピールできる内容が少ないため、自己PRをしっかり考えずに面接に臨む人が多いです。
自己PRは思っている以上に企業側が重要視している面接のポイントとなります。
自己紹介、自己PRの内容で、ある程度の面接合否が決まってしまうと言っても言い過ぎではありません。
時間をかけてしっかりと自己PRを作っていきましょう!
でも、いざ過去を振り返ってみても、1人ではなかなか強みとなるものが見つからず焦ってしまいがちですよね。
そんな時は身内や転職エージェントなどをうまく利用し、他己分析やサポートを受けてみましょう。
自身だけでは気づけなかった強みも発見できるかもしれません。
実績がない、経験が浅いからといって諦めずに、この記事を参考に企業が欲しいといってくれるような自己PRを作ってくださいね。