配属ガチャで外れはもう負け?外れた時の回避法や乗り越えるための対策法とは?

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配属ガチャで外れはもう負け?外れた時の回避法や乗り越えるための対策法とは?
  • 配属先が苦手な営業の部署で会社に行くのが気が重い…
  • 第一志望の会社に入社したのに配属先の上司と合わない…
  • 配属ガチャでハズレを引いた時はどうしたらいいの?

新卒で入社する際は「どんな仕事をするんだろう?」と期待と不安が入り混じった気持ちになるもの。

ただ実際に配属先が決まると、「ほっ、よかった…」と思える場合と、「うわ、最悪…」となってしまう場合と、明暗がくっきりします。

自分の希望していた勤務地や職種でなかったり、全く知らない場所に配属されたときは、テンションが下がってしまい気分も上がらないでしょう。

それに配属先の人間関係が合わずに悩むということもありえます。

これがいわゆる「配属ガチャに負けた状態」というものですね。

でもこの「配属ガチャの負け」は意外と多いもので、そのため入社数年で会社を辞めてしまう人が何人も出てきてしまいます。

ただ、会社に入社して「配属先が合わなかったから」という理由だけで、すぐに転職をしてしまうのはとてももったいないことです。

そこで今回は、ガチャに失敗したときの原因と対策について、現役の人事担当が解説していきます。

配属先の仕事や人間関係で悩んでいて、今後どうしようか考えている人は最後まで読んでください。

配属ガチャとは

配属ガチャとは、配属や職種など自分自身が決められない現状を、ソーシャルゲームのガチャガチャに例えた言葉。

特に新卒入社の場合、会社は様々な経験を通して社員教育をしたいと考えるため、様々な部署での経験をさせようとするのが普通です。

そのため自分の意志とは関係なく、会社が決めてしまうことも多いので、自分の希望が叶わないというのもよくある話。

最近は、ある程度適正を見て判断してくれたり、本人の希望を聞いてくれたりするようになってきました。

ただ、同時入社の人数が多かったり、部署によって人手不足があったりなどの背景から希望から外れてしまうことがあります。

ユウ
ユウ

なので、希望通りであれば当たりで、違う時はハズレという感覚を感じてしまうんですね。

配属ガチャを失敗と感じる要因

私は人事という仕事柄、配属ガチャでうまくいかなかった従業員から相談をされることもよくあります。

ある新入社員には「地方の配属になっただけでも最悪なのに、苦手な営業部に配属、さらには毎日嫌味を言ってくる上司がいて、もう会社辞めたいです…」と相談をされました。

このような状況になると、メンタル的にも大きなダメージを負い、モチベーションを保つことができなくなってしまいます。

ユウ
ユウ

そのような新入社員が実は何人もいるんです…。

「ガチャ失敗」「外れガチャ」と感じる原因でよくあるのは、以下の3つ。

  • 希望の部署、仕事内容でない
  • 人間関係に問題がある
  • 仕事に興味がなくなった

希望の部署、仕事内容ではない

  • 事務職希望だったのに、営業職に配属されてしまった
  • 接客の仕事をしたかったのに、裏方の仕事になってしまった

上記のように、希望していた仕事や部署に配置されないということが、「外れ配属ガチャ」のよくあるパターンです。

その希望が大きければ大きいほど、入社前と入社後のギャップを感じてしまうのもわからないでもありません。

ユウ
ユウ

自分のやりたいことや希望していた内容と違った時は、がっかりしてしまいますよね。

やる気も薄れてきてしまうので、仕事自体に慣れない、思うようにいかない、前向きになれないなど、感じてしまいやすいです。

人間関係に問題がある

入社した会社の人間関係が悪かったり、雰囲気が良くない環境だったりした場合も、「外れ配属ガチャ」と感じてしまうことがあります。

人間関係は、どのような場合でも切っても切れない要因です。

ハラスメントしてくる上司や全く頼りにならない人間がいると、仕事でなくても関わりたくないと思うのは当然です。

仕事以上に人間関係で悩む人の方が多いので、相性がよくない人と一緒に働かないといけないというのは、やはり苦痛ですよね。

仕事に興味がなくなった

入った当初は、前向きにできていた仕事が急にやりたくないと感じるようになったという経験を持つ人は少なくありません。

配属ガチャを失敗したと、後から思ってしまうパターンも存在するのです。

例えば「希望の部署だったけど、やってみると自分に合わなかった…」と感じることもあるでしょう。

希望だった店舗の接客担当として配置されたが、顧客対応をしてみるとクレームばかりで、店舗に行くのが嫌になった、というケースもあります。

人間は、趣味や仕事であれ楽しさを感じることで長く続けることができます。

つまらない仕事、楽しくない仕事ばかりでは、モチベーションを保つことは難しいですよね。

このように、後から「配属先がハズレだった…」と感じてしまうケースも少なくはありません。

配属ガチャの失敗を回避する方法

結論をして配属ガチャの失敗は、100%回避することが非常に難しいのが現実です。

ただし、ある程度、配属ガチャのハズレを引く確率を減らすことはできます。

残念ながら入社後に配属ガチャのハズレを回避することはできません。
それは、ハズレを回避するためには入社前の情報収集がとても大事だからです。
ただし、これは転職をする際にも必要な考え方ですので、しっかりと頭に入れておいてください。

転職も一種のガチャで、「いい会社だと思って希望を持って転職したら、実はブラック企業だった!」なんてことも普通にあります。

では、どうすればガチャのハズレを引かずにすむのか?

重要なのは失敗と感じる要因を少なくするために入社前に徹底的に準備することです。

それでも確実に外れガチャを回避することは難しいですが、外れを引く可能性をかなり減らすことができるのも事実!

今回はそのための方法を2つ紹介していきます。

  • 募集要項や会社の口コミをよく調べる
  • 自己分析を行う

募集要項や会社の口コミをよく調べる

就活に焦ってしまい、とにかくたくさんの企業に応募する人が配属ガチャを失敗するケースが多いです。

大事なのは、応募しようと考えている会社の募集要項が、本当に間違っていないかよく調べること!

ユウ
ユウ

一定期間はそこで働いていくのですから、、しっかりと調べることが大事ですよ。

現在はネットでも、実際に働いている人や働いていた人の口コミが見れるサービスがあります。

口コミは実際に働いている人、働いていた人しか書き込みができませんので、ある程度の信ぴょう性が担保されてます。
募集要項ではわからない「会社のリアルな姿」がわかってきますので、必ず情報収集するようにしてください。

また、学校の先生や周りの友人、両親に相談してみたり、周りの意見と照らし合わせて判断することも良いですね。

重要なのは、焦らず情報を集めてから判断してみること!

それが「配属ガチャ外れ」と感じることを回避するきっかけになるはずです。

自己分析を行う

仕事を選ぶ上で、まずは自分の能力ややりたいことを明確にしましょう。

どんな仕事をしたいのか、何を経験したいのか、等の目的がない場合では、仕事を継続させることが難しいです。

なんとなくで入社した場所では、「ガチャが外れてしまった」と強く感じてしまいがち。

ユウ
ユウ

ポイントはより具体的にイメージをしてみることです。

どんな会社、どんな仕事でも嫌なことというのは付き物です。

それでも乗り越えていけるくらいのものかどうかを考えるようにすると、モチベーションをある程度保って取り組むことができるでしょう。

仕事を選ぶ前にまず自分自身を分かっていないと何事も失敗をしやすいです。

配属ガチャに失敗した際の対策方法

せっかく入社できた職場なのに、配属ガチャの外れを引いたら落ち込んでしまいますよね。

でも、そのまま何も対策しない状態では状況はさらに悪化していってしまいます。

ここでは、配属ガチャを失敗と感じた時の対策について3つご紹介します。

  • まずは働いてみる
  • 部署・配属異動を相談する
  • 転職を視野に入れる

まずは働いてみる

新入社員は、仕事自体にまだ慣れていない可能性があります。

慣れは、仕事において非常に重要です。

時間はかかってしまいますが、仕事に慣れたことで意外と今の配属先で問題なく過ごせるようになったというケースがあります。

ユウ
ユウ

僕も最初は慣れない仕事でしたが、なんとかやってこれています。

また、将来自分の行きたかった配属先に異動できるチャンスも生まれることもあるでしょう。

「ハズレを引いて負けた…」と思っていても、思いがけず続けていて良かったと感じることがあるのです。

自身の経験とスキルを習得できるチャンスと思って、まずは働いてみるという選択肢を取ってみるのも1つの手。

続けてみて無理と判断した場合でも、今までの経験は決して無駄になりませんよ!

部署・配属異動を相談する

ただし、頑張りすぎるのも禁物です。

どうしても無理だと思った場合は、上司に一度相談してみてもいいでしょう。

相談してみるだけでも、少しスッキリする場合もあるでしょうし、頑張ろうを思えるようになるかもしれません。

それでもどうしても苦しい場合は、異動願いを会社に出してみてもOKです。

異動の相談をする前には、必ず自己分析をして以下のことを最低限明確化しましょう。

  • なぜ異動したいと考えたのか
  • 自分がやりたいことは何なのか
  • 異動したことによっての会社のメリットは何か

異動願いを出す時は、会社のルールに従って出すようにしてください。

1つ覚えておかないといけないのは、「従業員に人事権はない」ということ。

異動願いを出したとしても100%受け入れられるわけではないですし、異動願いが受け入れられないケースもあるでしょう。

ユウ
ユウ

また異動先の部署も自分で決められるわけではないことも覚えておきましょう。

ただ、やむを得ない状況であれば考慮はしてもらえるはずです。

「会社にはいたいけど、部署は変わりたい」と思うなら、行動を起こしても良いでしょう。

転職を視野に入れる

今現状で以下の状況の時は、転職を視野に入れましょう。

  • 配属先にハラスメント気質の人間がいる
  • 体調不良が続いている
  • 精神的に辛い

精神的な疲労や体調不良を感じている場合は、体がSOSを出しています。

そのような状態で無理して続けていても良いことはありません。

ユウ
ユウ

最悪、うつ病や適応障害になってしまうリスクもあります。

苦しい状態が続き、異動願いも受け入られない、もうダメ…。

そんな時はそれ以上頑張るのではなく、転職を考えていくのもいいでしょう。

しっかりと自己分析、企業情報収集をしていけば、あなたにピッタリの会社がみつかるはずです。

転職をする時の注意点

ただ、転職先でも同じように「転職ガチャのハズレ」とならないか不安を感じることでしょう。

ユウ
ユウ

残念ながらそのようになってしまうケースもあります。

ただ、しっかりと対策をしていけば、「転職ガチャの外れ」を引く可能性は低くなっていきます。

今回は、特に大切なポイントとなる2つの注意点をご紹介します。

  • 同じ失敗をしないこと
  • 1人で頑張りすぎない

同じ失敗をしないこと

転職した先で同じ失敗をしてしまうと転職の意味がなくなってしまいます。

転職をする前に、必ず以下の点について書き出しをしておきましょう。

  • なぜ転職しようと考えたのか?
  • 配属ガチャをはずれたと感じた要因は何か?
  • 会社を選んだ理由は何か?

転職をする際には、不安要素について対策し、目的をもつことが大切です。

特に配属ガチャを重点に考えた場合は、自分に合っている職種は何なのか、企業の展開地域はどこなのかなど情報を集めておく必要があります。

やりたいことや興味がある業界がしっかりある場合は、専門性に長けている職種を狙うべきでしょう。

また、総合職より専門性のある職種の方が、自分の希望に合ったスタッフとして配属される可能性が高まります。

ユウ
ユウ

専門職は配属ガチャで失敗する可能性が低いですよ!

しかし、どんなに工夫しても転職先で配属ガチャに振り回されてしまう可能性があるということを覚えておいてください。

前の会社と同じようにならないためにどうするべきかを考えて行動することが大切になっていきます。

1人で頑張りすぎない

転職をするには、同じ失敗をしないことが重要です。

そのためには、転職エージェントや相談できる人に相談をしましょう。

味方の協力を得れることで転職活動を有利に進めることができるはずです。

また、相手の意見と自分の目的を照らし合わせて、どんなキャリアを得たいのかを具体化することができます。

転職エージェントのアドバイザーは幅広い視野と情報が集まるため、自分に合った職を探す手段になります。

配属ガチャのハズレを引いて、転職を考えたという場合は、

  • どんな会社なのか
  • どのような人材を求めているのか
  • 入社後働いているイメージができるか
  • 得られる経験やスキルは何か

上記のように項目ごとに分けて情報を集めていきましょう。

情報が多いほど自身のやりたいことや目標をもって、新しい職場においてのイメージがしやすくなっていきます。

まとめ

今回は「配属ガチャ」について、そして「配属ガチャのハズレ」を引いてしまった際の対処法について解説しました。

配属ガチャに失敗したからもうだめだと決めつけてしまうのは、正直もったいないです。

やってみたら思ったより大丈夫だったということは、実際に起こりえること。

やってみて自分に合っていないと感じたり、将来に不安を抱いたり、体調不良が続くなどの状況では、転職も1つの手段として検討するべきでしょう。

ただし、配属ガチャと同じく、転職もガチャのようなもの。

しっかりと自己分析、企業分析をして、ハズレくじを引く確率を限りなく低くするようにしてください。