本サイトのコンテンツはプロモーションを含みます。
- 新卒入社1年目だけどもう辞めたい…。でも第二新卒って難しいのかな…?
- 第二新卒の就職活動は門前払いされるって聞くけど本当?
- 第二新卒として新卒で入れなかった大手に再チャレンジできる?
様々な理由で、第二新卒の就職活動に不安を抱える方がいると思います。
実際に、第二新卒の就職活動で、門前払いをされてしまうケースはあるのでしょうか。
現在、企業で採用担当をしている私が、第二新卒の就職活動の現状についてご紹介します。
- 第二新卒での就職活動を成功させたい方
- 第二新卒で門前払いされたくない方
こんな方は、ぜひ最後まで読んでください。
第二新卒は何歳まで?
まず第二新卒はいつまでなのかを解説していきましょう。
第二新卒とは、一般的に新卒入社3年目以内に転職活動を検討している人のことを指します。
高卒、専門卒、短大卒、大学卒と人により新卒で入社するタイミングはバラバラであることから年齢の規定はありません。
大卒の場合は25歳あたりまでが第二新卒となりますし、高卒の場合は、21歳、大学院生は27歳が目安となる計算です。
ただ、企業によっては第二新卒の応募に年齢の制限を設けていたり、「大卒のみ」対象となる場合もありますので注意が必要!
応募の際は「年齢制限」については必ず確認しておくようにしましょう。
「第二新卒は門前払いされやすい」と言われる理由
新卒で入社し、数年以内に転職を考える人は多いと思います。
ただ先輩に相談したり、ネットで体験談を見たりすると「第二新卒は門前払いが基本」と言われたり、目にしたりすることがあります。
第二新卒って即戦力にならないから門前払いなんだなあって転職活動中の今実感してるよ
— 藻婆郎 (@M6225) May 26, 2020
50社くらい応募してるけど返事くれないとこ多いし面接行けたの3社だし
第二新卒でも経験少なくてもオッケーのとこに応募したのに経験少ないからダメって門前払いされた。嘘を書くなよ
— ツルギ (@turugi1003) March 11, 2014
なぜ、第二新卒は門前払いされやすいと言われているのでしょうか。
また本当に第二新卒は門前払いされてしまうのでしょうか?
実際のところ、第二新卒を積極的に採用している会社はたくさんありますが、その反面で門前払いされた第二新卒も多くいるのも事実です。
現役採用担当の私が、第二新卒の門前払いの実態を解説します。
- 第二新卒の就活者が多い
- すぐに辞めると思われてしまう
- 書類でアピールできる経験が少ない
第二新卒門前払いの実態①:第二新卒の就活者が多い
まず1つ目に、そもそも第二新卒の就職活動者が多いことが挙げられます。
これは地域などに関わらず日本全体の話ですが、新卒入社3年目以内に転職を検討する人の数が多いです。
初めて退職を経験したタイミングで、最も多いのが新卒入社3年目というデータが出ています。
新卒入社何年で辞めた?
そんな数多くの第二新卒が就職活動を試みる…。
となると、当然第二新卒向けの求人に人が殺到します。
第二新卒というステータスで門前払いされているというより、第二新卒の応募者が多い分、書類でふるいにかけなければいけないこともあり、門前払いとなることもあるようです。
第二新卒門前払いの実態②:すぐに辞めると思われてしまう
第二新卒の就活者に対してありがちなのが、すぐに辞めると思われてしまうことです。
入社して年数が経っていないうちに就活をしていると、
- 「この人は入社歴の短い会社を何故辞めようとしているのだろう?」
- 「もしかしてやりたくない仕事があるとすぐ辞めようとしてしまうのかも…?」
- 「忍耐力がないのかも…?」
と思われてしまうことが、少なからずあります。
正直、私も面接の際は、その辺りはしっかりと確認したいと思います。
企業としても、入社した人には長く働いてほしいのが普通。
短期退職のリスクがある方を、積極的に採用する会社はあまり多くないのです。
そのため、1つの会社に長く勤めた人と比べると、門前払いされることが多いです。
第二新卒門前払いの実態③:書類でアピールできる経験が少ない
第二新卒だと、応募書類でアピールできる経験が少ないことも、門前払いされてしまう原因のひとつです。
新卒の就職活動では、学生時代に自分がやってきたことを思いっきりアピールできたかもしれません。
サークルや、ゼミの活動に留学など……。
誰もが、学生としての活動をアピールしてきました。
ただ、第二新卒の転職活動となると、前職での自身の活躍や、前職での自分の実績を伝える必要があります。
短い勤務年数で、大きな実績を積むことは、誰であれ簡単なことではありません。
その点では、ある程度経験を積んだ中途採用が有利になってしまうのです。
第二新卒のライバルは新卒の応募者でなく、中途採用の応募者だということを覚えておきましょう。
以上の理由から、第二新卒は書類審査の通過率が悪くなってしまい、「門前払いされた」イメージがついてしまうんですね。
第二新卒で大手が無理だと言われる理由
では第二新卒で、大手に入るのは無理なのでしょうか。
結論、絶対に無理ということはないものの、中小企業やベンチャー企業に比べると難しいのは事実です。
第二新卒で大がが難しい理由を見ていきましょう。
- 新卒採用で沢山の人が集まる
- 中途採用の枠には経験や実績がある人が集う
- 学歴や経歴を重視する企業が多い
第二新卒で大手が厳しい理由①:新卒採用で沢山の人が集まる
大手は、新卒採用人数がかなり多いです。
ただ、それを大幅に上回る数の新卒からの応募があります。
第二新卒を応募している企業の大多数が、新卒採用で思うように採用ができなかった分を、第二新卒で募集するという実態があります。
そのため、そもそも大手に第二新卒の枠が少ないことから、第二新卒が大手に入ることが難しくなる理由の1つと言えます。
新卒しか採用しないという大手企業があるのも事実です。
第二新卒で大手が厳しい理由②:中途採用の枠には経験や実績がある人が集う
ここ数年は、転職というものが珍しくなくなってきている為、中途採用も活発になってきています。
しかし、大手ではまだまだ新卒採用の割合が大きく、全従業員数のうちの中途入社の社員の割合が、半分を切るところが多くあります。
大手では中途採用の枠がまだ多くありません。
その数少ない中途採用の枠に、これまでの社会人経験や実績がある幅広い層の人が多く挑んでくるわけです。
経験を積んでいる中途採用の人に比べると、第二新卒はまだまだ経験が乏しいため、企業が第二新卒を採用するメリットが少なく、無理と言われる原因になっています。
第二新卒で大手が厳しい理由③:学歴や経歴を重視する企業が多い
大手企業は、新卒採用だけでなく、第二新卒採用、中途採用それぞれで莫大な数の応募があります。
そうなると全員と面接をすることはまずなく、ほぼ全ての企業で書類選考が行われます。
書類選考をする中で、一番手っ取り早くふるいにかけられるのが「学歴」です。
特に第二新卒では社会人経験での実績アピールがどうしても難しくなるため、学歴を重視されるケースが多いです。
少ない枠に対し、沢山の人が応募してくる大手では、上位に入ることが難しくなってしまいます。
第二新卒を採用している大手企業もある
では、第二新卒は大手企業へのチャレンジは無駄ということになってしまうんでしょうか?
そんなことはありません。第二新卒を採用している大手企業も実際にありますよ!
第二新卒で大手は難しいことは事実ですが、新卒同様に第二新卒を積極的に採用する大手も増えてきています。
大手が第二新卒を採用するメリットもたくさんあるのも事実。
- 1度社会に出たという実績があり、社会的信用がある
- ある程度のビジネスマナーが身についており、すぐに業務研修に取り掛かれる
3年程度働いてきた実績があれば、社会人の基本ができている場合が多いので、企業としても安心感があるんです。
また、第二新卒は通年募集があるので、新卒とは違い、必要なタイミングで採用できるというメリットがあります。
メーカー企業などは、第二新卒の求人が少ないことで有名ですが、システム業界やコンサルタント業界は、第二新卒を積極的に採用する会社も増えてきています。
業界次第によっては、大手も第二新卒を積極的に採用しているわけですね。
第二新卒で大手に入ることは決して不可能なことじゃなくなってきています!
転職活動時にアピールできる第二新卒の強み
就職活動が難しそうな第二新卒ですが、第二新卒ならではの強みは、どのようなものがあるのでしょうか。
せっかく強みがあるなら、転職活動で発揮したいですよね。
それぞれみていきましょう。
- ビジネスマナーが身についている
- 若いからこその意欲、柔軟性がある
- 伸びしろがある
第二新卒の強み①:ビジネスマナーが身についている
1番の第二新卒の強みとして挙げられるのが、社会人としてのマナーが身についていることです。
企業が、新卒研修で最初に力を入れて行うのが、ビジネスマナーの研修です。
ビジネスマナーは、仕事をしていく上で重要です。
だからこそ研修に時間を要すビジネスマナーですが、ビジネスマナーが既に身についており、研修の必要がないという点は、新卒に比べ大きな強みになります。
挨拶、言葉遣い、メールの書き方、電話対応など、どの企業でも使う事のあるビジネスマナーを身に付けておくことで、入社後即戦力としての業務の幅が広がります。
第二新卒の強み②:若いからこその意欲、柔軟性がある
第二新卒は、意欲の高い人が求められます。
社会を経験したからこそ、仕事に対する貪欲さから、転職活動に踏み切る人が多いです。
その意欲の高さから第二新卒としての就活をしているとわかれば、企業からの印象はむしろ良いです。
貪欲にかつ柔軟に働く第二新卒は、企業からしても貴重な人材です。
それに加え、経験が少ないからこその柔軟さもあります。
長年社会を経験した人は、新しいことを始めるとなると、尻込みをしてしまうことがほとんどです。
また、経験があるが為に、自分の中でルーティン化された業務の変化に対する懸念などから、転職をしてもなかなか良さを発揮できないことが多いです。
その点、第二新卒の人はすんなり次の職場に溶け込めるという大きな強みがあります。
自分にも、企業にも良い点なのです。
第二新卒の強み③:伸びしろがある
第二新卒では、伸びしろに注目されています。
第二新卒として貪欲に働いてくれる人に対し、将来性を期待しています。
1つの会社で長年働くと、その会社の色がしみつき、業務の流れも前の会社に引っ張られがちです。
その点、第二新卒はその企業に合わせてこれから成長してくれると考えられています。
中途の人にはない、第二新卒ならではの強みです。
企業の面接官は、その人の性格ややる気、雰囲気など様々な方向から見てくれます。
3年以内に会社を辞めたからといって、面接官が短絡的に「やる気がないんだろうか?」と思うことはありません。
今の会社で物足りず、もっと上のステージで活躍したいという意欲が見てとれる第二新卒なら、むしろ前向きに採用したいと思うものです。
第二新卒の就職活動を成功させるには
第二新卒の就職活動を成功させるには、どうしたらよいのでしょうか。
実際に第二新卒の採用も担当している立場から、おさえておくべきポイントを紹介します。
- 退職理由をポジティブに伝える
- 第二新卒のメリットを十分に発揮する
- その企業に入りたい理由を明確に説明する
- 企業が採用のメリットを感じられるようにする
退職理由をポジティブに伝える
退職理由が、前の会社の悪口になってしまう方はかなり多いです。
- 人間関係が悪い
- 給料が低い
たとえこれらが本当の理由だったとしても、そのまま伝えてしまってはネガティブな印象や、わがままな印象を与えてしまいます。
- 面接では言い換えを積極的に使おう!
- 人間関係が悪い
→コミュニケーションを大切にして、チームワークを意識して仕事をしたい
給料が低い
→自分の力を最大限発揮し、それに見合う対価のある場所で働きたい
こう言い換えるだけで、ポジティブな印象を受けます。
退職理由にウソをつく必要はありませんが、ポジティブに伝えられるよう意識していくのがポイントです。
第二新卒のメリットを十分に発揮する
第二新卒=短期退職という特徴から、少しコンプレックスに感じたように面接に参加される方が一定数います。
たしかに忍耐力を懸念されることがあるのは事実ですが、第二新卒にしかない強みがあるのも事実です。
若さ、意欲の高さ、貪欲さは第二新卒ならではの強みです。
「これまで以上に活躍して、自分を成長させていきたい」という気持ちを持って、自信を持って主張することが大切になります!
そのためには、自己PRをしっかりと作り込む必要があります。
これまでの経験の棚卸しをして、企業にとってどんなメリットがあるのかを伝えられるようにしていきましょう。
その企業に入りたい理由を明確に説明する
第二新卒の就職活動では、何社か同時進行で応募するケースがほとんどではないでしょうか。
そこで多いのが、「あ、この志望動機は使いまわしだな…」と気付かれてしまい、門前払いされてしまうケースです。
企業は、その企業に入ることを強く志望している人に入社してほしいもの。
どこかに入れれば良いかなあと考えている志望動機は、すぐにバレてしまいます。
志望動機を考えるのは大変ではありますが、せっかくのアピールの場で、マイナスな印象を持たれたくないですよね。
なぜその企業に入りたいのか、その企業じゃなきゃだめな理由を積極的に伝えるようにしましょう。
また、企業研究もしっかりと行うようにしてくだださい。
企業が採用のメリットを感じられるようにする
企業は、多数の応募者の中から、自分の企業に入社してもらう人を選びます。
多数の中から選ばれる人は、企業が採用するメリットがあると認めた人です。
採用にあたって不安要素があるようでは、採用の土俵には上がれません。
企業側にあなたを採用するメリットがあって初めて候補者になります。
就職活動の準備は、入念に行うようにしましょう。
第二新卒を積極採用する大手も増加している今がチャンス!
今回は第二新卒が門前払いになりやすい理由、第二新卒の大手への転職は可能なのかどうかについて解説してきました。
たしかに第二新卒は門前払いされると言われていたり、大手は厳しいと言われることが多くあり、あながち間違いではないと言えます。
ですが第二新卒でも、その企業でどのように活躍できるかをアピールすることで、大手への入社も決して無理なことではなくなるのです。
特に最近はどの企業も人手不足になってきており、優秀な人材をとにかく欲しがっています。
スキル、やる気、素質があるのであれば、大手への転職もできる時代になってきています。
そのためには以下のような準備をしっかりして、転職活動を進めるようにしていきましょう!
大手へ転職を目指す際のポイント
- 企業研究を徹底的に行う
- 自己PRをしっかりできるようにする
- 面接ではネガティブな内容をポジティブな内容に言い換える